古着の着こなし・コーディネート

古着を着こなす前に歴史を知る(1970年~1980年代)

●1970年代 日本が、戦後の復興から高度経済成長を遂げ先進国となった時代。ヒッピーが大衆化し、「ベルボトム」が流行。「パンタロン」「ラッパズボン」とも呼ばれ、腿はピッタリで、膝から裾に向かってラッパのように広がったデザインが特徴的。

 

 

元々、作業着であった、「ジーンズ」がファッションとして、広がりをみせていくようになり、女性がパンツを履くということが、女性解放につながっていきます。

 

 

また、「フォークロア」ファッションは、「民族・民間伝承」の意味を持ち、エスニックなど、世界のさまざまな民族スタイルが取り入れられました。

 

 

70年代後半は、「ニュートラ」「浜トラ」といった、神戸と横浜二つの港町から、トラッドブームが巻き起こります。そして79年に「歩行者天国」から「竹の子族」が出現します。

 

 

●1980年代 バブル経済期。カルチャーやファッションは多様化の時代へ。80年代前半。「NW(ニューウェーブ)」NW・パンク・テクノといった前衛的でマイナーな音楽嗜好のファッション。

 

 

「ロックンローラー」50年代のアメリカ音楽や映画に影響を受けたファッション。「プレッピー」トラッドの正統派アイビーを個性的にカジュアルに着くずしたファッション。

 

 

80年代中~後半。「DCブランド」新しい個性的な服作りを軸に少量生産を特徴とする「コムデギャルソン」や「ヨウジヤマモト」などのブランドの出現。

 

 

「ボディコン」ボディラインを美しく際立たせたセクシーなファッション。ワンレンのロングヘアーが定番。「ジュリアナ東京」などのディスコブームと共に流行っていた。

 

 

「渋カジ」渋谷周辺の学生から発生したファッション。「シンプルで飽きのこない定番アイテムを品良く着こなす」紺ブレ(ネイビーブレザー)に、ポロシャツ、ストレートジーンズをはき、靴はローファーなど、いたってシンプルなスタイル。